「水ジブ」特別編 「拝啓、あの頃の私へ。」

一年中雪が降り続く世界で、小鳥遊葉月は15歳の誕生日を迎えた。

かつての冷え切った自室には、今、温かいココアと手作りのドーナツの香りが満ちている。目の前には、穏やかな笑顔を浮かべる妹の煌蘭がいた。

「お姉ちゃん、誕生日おめでとう」

煌蘭から手渡されたのは、一通の手紙だった。開くと、そこには「生まれてきてくれてありがとう。私のお姉ちゃんでいてくれてありがとう」と、不器用ながらも温かい文字が並んでいた。

学校の友人たちから届いたお祝いのメッセージ、そして「水色の画用紙」の配信画面を埋め尽くすファンからの祝福のコメント。かつて「誰からも愛されない」と心を閉ざしていた日々が、まるで遠い幻のようだった。

葉月は溢れそうになる涙を堪えながら、心の中で、かつて孤独に震えていた「過去の私」へと語りかける。

――ねえ、聞こえる? 誰もあなたを愛してくれないなんて、それは間違いだよ。未来のあなたは、こんなにもたくさんの愛に囲まれて、大好きな妹と一緒に、本当の笑顔で笑えているから。だから、どうか、諦めないで――

「お姉ちゃん、ドーナツ、一緒に食べよ!」
煌蘭の声に、葉月は深く頷いた。

「うん、食べよう!」

窓の外には相変わらず白い雪が降っていたが、二人がいる部屋には、知らないはずの春の温かさが満ちていた。

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葉月ちゃんHappyBirthday
可愛いね。うん。可愛い。というわけで特別外伝です!!
お楽しみいただけたでしょうか
紙吹雪は素材使ってますきらきらさせてみましたぁ
葉月ちゃん。これからも煌蘭ちゃんと幸せにね

る
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🥕 #紙切れ
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