創作オリ棒!!!!13話

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哭さんを保護してから、だいたい二週間。
あんなに怯えていた哭さんも、最近じゃみんなの近くをちょこちょこついて回るくらいには馴染んでくれた。そんな、少し賑やかになった日常に、ある人は突然やってきた。

👁️‍🗨️「……哭、迎えに来ましたよ」

玄関先に立っていたのは、哭さんの保護者の『哄』さん。
整った顔立ちに、張り付いたような笑みが不自然な男だ。正直、初めて会ったときから「あ、この人やばい」って感じた。

「……嫌。帰りたく、ない……です」

俺の背中に隠れて、哭さんが震える声で拒絶する。
それを見た哄さんの目が、一瞬だけ冷たく据わった。

👁️‍🗨️「へぇ……余計なことも教えられたみたいですね。……急用ができました。もうしばらく預かっていただけますか?^^」

有無を言わせない、不気味な笑顔。
哄さんはそのまま、逃げるように背を向けて去っていった。……嵐が過ぎ去ったような静けさだけど、心臓のバクバクが止まらない。

それから数日、特に何が起きるわけでもなく、平和な日常が続いていた。
俺はすっかり油断して、お気に入りの丘で昼寝を決め込んでいた。

春の風が気持ちよくて、意識がまどろむ。

《ここから哄さん目線》

「……むにゃ、……ちょこ……、……こんな…たべていいの……」

哭にこんな方は似合わない。ヘタレそうで、危機感も全く無いに等しい人。

👁️‍🗨️「…………」

ですが、本当にいいのでしょうか。本当に哭はこれで喜ぶのでしょうか?
初めてできた友達。ましてや哭には恋愛感情というものがあるかもしれない。

👁️‍🗨️「……ふっ、はは。……バカバカしい」

私は呆れたように短く吐き捨て、構えていた包丁をゆっくりと鞘に収めた。

「こんな方のほうが、哭はいいんですね。……勝手にしなさい」

心底どうでもよくなった、というような冷めた声で言う。
一度も振り返ることなく丘を下りた。

メインが目を覚ました時、そこにはただ、穏やかな風が吹いているだけだった。

つづく

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花@a_hana87
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