創作オリ棒(ツインくんのとメインくんのつなげてます)16話、3話

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「まってたよ、ヘタレくん〜笑」

階段を上がりきった俺の目に飛び込んできたのは、すっかり賑やかになった2階の広間だった。
ひらひらと手を振って出迎えたのは、いつもお世話になっている商人の包帯さんだ。頭に包帯を巻いた見た目の割に、祈さんみたいに軽くてヘラヘラした口調なのは相変わらずだ。

その近くに、見覚えのある人がいた。ソファに座っていた実の弟――ツインが、俺の姿を見るなりパッと丸い頭を揺らした。
だけど、ツインはソファから立ち上がろうとはしない。じっとその場に座ったまま、
驚愕に満ちた目でまっすぐに俺のことを見つめてくる。
安督と驚きが混ざったような声で、ツインが言った。
☀️「に、兄さん……?! どうしてここに……?」
俺とツインは、お互いを見たまま完全に固まってしまった。
ツインの表情からは、お兄ちゃんに会えて嬉しいっていう純粋な気持ちがひしひしと伝わってくる。
だけど、俺は違った。恐怖と不安で声が出ない。ただただ黙り込むことしかできなかった。

(なんで……どうやってここまで、? どうしよう)

最悪な想像が頭の中をぐるぐると駆け巡って、俺の顔面は完全に蒼白になっていた。
いつもならヘラヘラしながら突っ込んでくるはずの祈さんは、何も言わずに部屋の隅でピリピリしたオーラを放って黙っている。祈さんがこんなに機嫌が悪いのは、完全に俺のせいだ。だから、祈さんは何も言わない。

そんな重苦しい空気の中、俺の横にいた美さんが、部屋の奥に座る左目に大きいクローバーのある子を見て、ハッと息を呑んだ。
「あの…もしかしてですけれど……そこの方、華ではありませんの、?」
美さんが上品な声を震わせながら尋ねると、そのクローバーの目の子がびくっとして、それからパッと目を輝かした。
「え、? お、お姉ちゃん?!」華ちゃんが驚きに満ちた声をあげると、美さんもすぐに言葉を返した。
「やっぱりですわ、どうしてここに、?」
美さんが唖然としながらそう言うのを聞きながら、俺は内心で思った。
(そんなの、俺だって思ってる。美さんの妹だとかいう華さんも、ツインも、どうしてこんなとこにいるのか)
俺も、呆然としている和仁さんも、思わず華ちゃんと美さんを交互に見つめた。二人は服も装飾も全然違うのはそうだが、纏っている上品な雰囲気はびっくりするほどそっくりだった。
「華……本当に、華なんですわね、?」
「そうだよ! 草むらで迷ってたら、包帯さんが連れてきてくれたんだよ!」
静かに聞いていた包帯さんが、待ってましたと言うように声を上げた。
「華ちゃん、僕のおかげで感動の再会ができたんだから、もっと感謝してよね〜♪」包帯さんは相変わらずヘラヘラ笑っている。
でも、俺の視線はまたソファに座っているツインへと戻ってしまった。ツインは俺の顔面蒼白な様子を見て、何かを察したように悲しげに目を伏せている。美さんと華ちゃんの姉妹の再会で賑わう部屋の中で、俺とツインの間だけ、冷たい沈黙が流れていた。

続く

🥕 #紙切れ
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あら
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